こんにちは。時短で美味しいご飯が大好きな管理栄養士のまーりんです。
最近話題の完全栄養食*¹「 ベースパスタ 」。
(注釈)※¹栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・n-6系脂肪酸・炭水化物・ナトリウム・熱量を除いて、すべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む。
最近SNSでよく見かけますが、「ベースパスタまずい」というワードもよく見かけます。
本当にまずいのか、ベースパスタと合わせてベースフード社で販売している特製ソースを正直に実食レビューしてみました。管理栄養士目線で気になる点や、調理のポイント等も記載しておりますので、ベースパスタを試そうとしている方の参考になればと思います。
ベースパスタとは
ベースパスタとはベースフード社が販売している*完全栄養食パスタのことです。
1食で26種のビタミン&ミネラル、29.8gのたんぱく質、6.9gの食物繊維など 、からだに必要な栄養素がぎゅっとつまった完全栄養パスタです。それでいて糖質は40%オフ*²という嬉しい低糖質。
※ 2 日本食品標準成分表2015年版(七訂)より、中華めん(生)との比較(同量)。
誰でも主食を置き換えるだけで、栄養バランスがとれる画期的な商品です。
しかも、1食312円~というお得さ!ワンコイン以下はありがたい。。
ベースパスタの麺は2種類ある
ベースパスタにはフェットチーネとアジアンの2種類の麺があります。
フェットチーネ
フェットチーネは平打ち麺で、ゆで時間が2分。
おすすめアレンジはボロネーゼやクリームソースとのことで、もちもちとした食感を楽しみたい方はこちらがおすすめなようです。
アジアン
細麺で、ゆで時間は1分。
おすすめアレンジは焼きそばやペペロンチーノとのことで、はじめての方にはアレンジの幅が広くて食べやすいアジアンをおすすめしているようです。
特製ソース4種セットとは
特製ソース4種セットとはベースフード社が公式販売しているベースパスタに合わせるソースとして、2種類の味がたのしめる4食セット(ボロネーゼ2食+まぜそば2食)のことです。
継続コース (4週間ごと)だと初回20%OFF・2回目以降10%OFFで640円、1回のみのお届けだと800円となります。私は1回のみお届けで注文したので、ソース1食200円の計算になります。
こんな感じのオシャレな透明フィルムにセットになって届きました。
中身はこんな感じになっています。ボロネーゼは1種類、台湾まぜそばは2種類のソースがついています。
ベースパスタフェットチーネを調理してみた
ベースフード社のHPからベースパスタフェットチーネ、アジアンをネット注文しました。継続コースのスタートセットの方が初回20%オフと安いのですが、まずは単品で試してみてからにしたかったので単品でそれぞれ注文しました。
実際の袋から出した茹でる前のフェットチーネの麺はこんな感じ。
やや不格好ですが、生パスタらしい見た目。色は小麦全粒粉や大豆、昆布など、栄養豊富な食材を10種類以上ブレンドしてつくられているので通常のパスタとは違い茶色です。
茹で時間は2分と記載がありましたが、口コミ等を見ると麺が柔らかくなりやすいとの内容が見られたので1分半で茹でました。
麺の茹で時間1分半、ボロネーゼソースは湯煎で温めてかけるだけ。本当に簡単!!!
フェットチーネのおすすめアレンジはボロネーゼだったので、特製ソースのボロネーゼを合わせてみました。
完成がこちら。
見た目はフェットチーネが茶色く、ボロネーゼソースが赤色なので正直色味はいまいちかなと。。白いクリームソース系の方が映えるかなとは思いました。
ボロネーゼソースは具材感もあり、見た目の安っぽさはありません。
ちょっと見た目が寂しかったので粉パセリをプラス。
ちょっと緑が入るだけでも雰囲気変わりますね。ミートソース感が出てしまいますが。。
更にチーズも加えてみました。
チーズの白が入るとより美味しそうになりますね!早速実食です!
ベースパスタフェットチーネを食べてみた(ボロネーゼソース)
実際に食べた感想としては正直これで1/3日分の栄養を摂取できるとは思えない美味しさでした!!
麺は1分半で茹でましたがそれでも柔らかく、市販の生パスタと比べるともちもち感は少なめで、ややボソついている印象でした。さすがに普通の生パスタと同じ!とは言えませんが、十分なクオリティだと感じました。
麺だけを食べると小麦全粒粉を始めとした様々な食材が使われているので胚芽の独特な香りはあります。ですが、ソースと一緒に食べればその香りも気にならなくなります。
特製のボロネーゼソースは具材感もありフェットチーネの麺と相性も良く美味しかったです!ですが、私にはやや塩味が強く感じました。
ベースパスタフェットチーネの食塩相当量が0.8g、ボロネーゼソースの食塩相当量が2.3gなので、食塩相当量は1食合計3.1gになります。
厚生労働省で推量している食塩摂取量は男性で7.5g/日未満、女性で6.0g/日未満になりますので、1食にこの食塩相当量だとやや多いかなと感じました。もちろん1日の中でバランスをとれば良いのですが、せっかくの完全栄養食なのでソースの食塩相当量も1食分に抑える設計にしてもらえるとより嬉しいなと思いました。
細かいことを色々と言いましたが、総合的には時短かつ美味しいこの1食でいつも摂れていない栄養素まで摂れているなんて、ベースパスタ恐るべしです!!
ベースパスタアジアンを調理してみた
実際の袋から出した茹でる前のアジアンはこんな感じ。
フェットチーネと同様に茶色い麺です。細麺なのでぱっと見蕎麦っぽいですね。
アジアンはフェットチーネより更に茹で時間が短く、なんと茹で時間1分!!!
アジアンのおすすめアレンジは台湾まぜそばだったので、特製ソースの台湾まぜそばを合わせてみました。
そして完成品がこちら。
さすがに特製ソースと和えるだけだとこんな見た目です。蕎麦?焼きそば?っぽいですね。
さすがに見た目が寂しいのでネギ、ニラ、海苔、卵をプラスしてみるとこんな感じ。
食材をプラスすると台湾まぜそばっぽくなりましたね!そぼろも乗せようか迷いましたがカロリーアップになってしまう点、できるだけ調理時間を短くしたかった点を考慮して今回は見送りました。ニラは電子レンジで600Wで30秒ほど加熱しています。
ベースパスタアジアンを食べてみた (台湾まぜそばソース)
実際に食べてみた感想としては、フェットチーネと同様にこれで1/3日分の栄養が摂れるなんて・・!です。
麺は1分弱(50秒くらい)で茹で上げました。ベースフード社のおすすめの内容通り、アジアンの方が麺が細く、その分フェットチーネに比べてクセがなく食べやすいと感じました。
ですが、食感や見た目から正直「パスタ」というよりは「コシ弱めのストレートの中華麺」といった印象です。
パスタのような麺のコシはなく、柔らかい麺です。パスタとしてアレンジするよりはベースフード社で推奨している「焼きそば」や「蕎麦」としてのメニューに仕立てた方が見た目と味のイメージが合うと思います。
麺自体はフェットチーネ同様、独特な胚芽の香りはしますが個人的にはこれで栄養が摂れるなら全然許容範囲です!!
まとめ
結果、もちろん通常の生パスタには劣りますが、1/3日分の栄養をカバーできるのであれば断然あり!!です。
調理のポイント①麺は茹ですぎない
麺の固さはお好みによりますが、麺の茹で時間は柔らかくなりすぎないようにフェットチーネは1分~1分半の間、アジアンは40~50秒程度がおすすめです。
何だかんだ湯切りして、盛り付けて、ソースをかけて、、と食べるまでに時間がかかり、その時間でのびてしまいますので、気持ち早めに茹で上げることをおすすめします。
調理のポイント②見た目も重視するならクリーム系がおすすめ(フェットチーネ)
味的にはフェットチーネとボロネーゼソースの組み合わせは美味しいのですが、茶色い麺と赤いソースで見た目が地味になりがち。
見栄えも重視したい方はクリーム系のソースでも是非お試しください。
調理のポイント③パスタとしてではなく、焼きそばや蕎麦としてアレンジしよう(アジアン)
アジアンの細麺はパスタをイメージして食べると少し違和感を感じてしまうかも。
焼きそばや蕎麦としてメニューのアレンジを楽しんだ方がよりイメージと近く、味も満足できる仕上がりになると思います。
調理のポイント④特製ソースでなくても市販のソースでもOK
パスタソースはコンビニでもスーパーでもたくさん売られているので、正直ベースフード社の特製ソースでなくても良いかなというのが正直なところです。味は美味しかったのですが、私には少し塩味が強かったので。。
継続したい方は尚更飽きないように色々なパスタソースで楽しむのが良いと思います。どんなパスタソースが合うのか色々試すのも楽しそうです。
ベースパスタがおすすめな人
(在宅勤務中のランチ、子育て中のパパママなど)
・自分で栄養バランスを考えるのが苦手な人
・食べ過ぎてしまった後の調整として取り入れたい人
・健康なからだづくりを目指している人
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